初出勤の日は、ちょうど台風が東京に最も近づく日でした。とはいえ朝はそこまで風雨が強くなかったので、9時ちょうどに家を出ました。靴がまったく防水ではなかったので、都立大学駅に着く前にはすっかり色が変わってしまっていました。ホームに上がると、最初の電車は和光市行きで、人がぎっしりでした。思わずひるんで乗れず、次の渋谷行きに乗りましたが、こちらはかなり空いていました。
渋谷駅は地下のかなり深いところにあり、構造もとても複雑です。駅を出た瞬間に方向感覚を失い、大雨の中をかなり遠回りしてしまいました。会社に着いたときには下半身がびしょ濡れでしたが、それでも時間内に HDE の受付にたどり着くことができました。しばらくすると中込さんが現れました。


かなり緊張しながら自己紹介をして、みなさんに挨拶し、手続きを済ませてノートパソコンを受け取りました。しかも席は CEO の小椋さん(Mr. Kazuhiro Ogura)の二つ隣でした。
昼は会社の近くのレストランに連れて行ってもらいました。中込さんによると、これは会社の方針で、インターンが早く同僚と知り合えるよう、毎日予算が出ていて、誰かがランチに連れて行ってくれる仕組みなのだそうです。私は人の名前を覚えるのがあまり得意ではないので、失礼なことをしないかかなり心配でした。
昼食のあとには会社の隣のカフェにも行ってコーヒーを飲みました。そのとき、小椋さんに、どうして会社を始めたのかも聞いてみました。とても先進的な考え方を持つ人だという印象を受けました。
午後には会社から富士山が見えました。夕方になると、たくさんの人が窓辺に集まって富士山を見ていました。小椋さんは、日本には「台風一過」という言葉があると教えてくれました。台風が過ぎたあとにきれいに晴れるという意味だそうです。本当に台風はすぐに過ぎ去り、空には強い日差しが差していました。台湾の西南気流とはかなり違います。
パソコンの設定をしていると、会社では vim を使うことが前提だとわかりました。vim が大の苦手な私は、すぐに季恩さんに助けを求めるメッセージを送りました。教えてもらった資料のおかげで、ひとまず基本的な設定を済ませ、Dotfiles を fork することができました。
そのあと少し Python のユニットテストについて調べました。今さらですが、仕事を二つ経験し、しかも PhD をやっていながら、ユニットテストの書き方がよくわかっていないのは少し恥ずかしいです。
7時ちょうどに退勤したあと、渋谷駅の近くで Bic Camera をぶらぶら見て回りました。都立大学駅に戻ってからはまたスーパーに寄り、レトルトソースをたくさん買いました。会計のときにポイントカードを持っているかと聞かれたので、本当は作りたかった私は、日本語で何と言えばいいかを調べてから、サービスカウンターのおばさんに思い切って申し込みたいと伝えました。すると相手はとても親切で、申込書を出してくれただけでなく、記入まで手伝ってくれました。こうして私は人生初の日本のポイントカードを手に入れ、思わず一緒に写真を撮りたいくらい感動しました。

不安になるたびに、私は自分に「自分は観光客なんだ」と言い聞かせます。そうすると少しだけ勇気が出ます。

注: この記事は繁体字中国語から翻訳したものです。